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板金加工技術で産業用ロボットの製作に貢献しています

板金加工技術で産業用ロボットの製作に貢献しています

建築板金からロボットまで

 

 

「建築板金」「産業用ロボット」に意外な接点があることを知っていますか?

 

全く異なるように見える2つの分野ですが、実は両者とも板金加工技術が活躍しています。

佐藤建築板金は自社の技術を活かし、産業用ロボットのドローンや草刈り機などの試作品製作に携わっています。

 

今回は、産業用ロボットにどのように技術が関わっているかをお話したいと思います。

 

産業用ロボットとは?

産業用ロボットとは、人と同等の作業を産業の場で自動化や効率化するロボットのことです。製造や食品の工場、農業や防災など、幅広い分野で活躍しています。聞き慣れない言葉かもしれませんが、「製造工場の中で自動化されている部分に使用されるロボット」というと、少しイメージが湧きやすいかもしれません。

中でも一般的な産業用ロボットと少し異なるのは、いわゆる「水上ドローン」や「陸上ドローン」。これらのロボットは、環境調査や災害救助、測定など、特定の用途に合わせて設計されています。

 

少子化や人手不足解消のため、あらゆる場所で使用され活躍している産業ロボット。次世代の未来になくてはならない存在です。

 

産業用ロボットに技術力を発揮!

佐藤建築板金が産業用ロボットの試作品開発に携わることになったきっかけは、大分県大分市のAPEXJAPAN様からのご依頼でした。
佐藤建築板金が主に制作しているのは、試作機の「ボディーカバー」部分です。弊社のノウハウと技術力を駆使して仕上げたボディーカバーはイメージ通りだとお喜びいただきました。

 

試作品例:草刈り機

 

太陽光発電のパネルを置いているような、広い場所で使用されることを想定した草刈り機。無人でも草刈りを行い、人手不足解消に貢献できるものになっています。遠隔操作だけでなく自動航行にも対応できる優れもの。草刈りの負担軽減に期待できます。

 

試作品例:無人水上艇

ドローンを使った測量ができる無人水上艇は海の下やダムの水面下で、点検や検査をするドローンです。遠隔操作だけでなく、自動航行にも対応。消防や農水産業、環境観測などでも活躍しており、省人化や省力化、地域に繋がるものになっています。

 

ボディカバーの製作過程

 

(1)ご依頼:CGやイメージをいただいてからがスタート

佐藤建築板金が関わっていくのはボディカバーの部分。ご依頼時にいただくものは、「こんなふうに作って欲しい」というCGとイメージ図のみです。「モーター(土台)の部分の上にこういう形のものを乗せたい」というCGが届くので、ご依頼に沿ったものをご提供できるよう努めています。

 

(2)実機やCGから計測し、図面起こし

届いたCGを見ながら寸法を測り、そこから設計図を佐藤建築板金が起こしていきます。この設計図を起こすという仕事は誰にでもできるわけではありません。佐藤建築板金がこれまで培ってきた経験や一級技能士のノウハウの見せ所です。

 

(3)板金加工技術をもってボディカバーを製作


佐藤建築板金の加工技術の見せどころ!作成した設計図をもとに、産業用ロボットのボディカバーを、板金を加工しながら製作していきます。

板金を加工していく過程では、創業50年の経験で培ってきた実績が活かされています。

経験豊富なベテラン揃いなので、弊社の高い技術力が発揮されます。

 

板金加工技術で次世代に貢献していきます

板金加工の技術は、家の困りごとだけでなく他分野へ応用できます。「建築板金」と「産業用ロボット」という一見接点がなさそうに見えるところでも、繋がっている部分が多くあります。

 

建築板金だけに限らず、板金加工技術力を応用しながら次世代の事業にも貢献していきます。板金加工技術の活躍できる分野はさらに広く、多くの人々の支えとなっていくことでしょう。

 

APEXJAPAN様について

【APEXJAPAN】

産業用ロボットの設計から製造開発、販売を行っているAPEXJAPAN様。ドローン・機械の販売からドローンのスクール・制作も行っています。防災、消防等も県と提携して貢献していたり、農業においては農薬散布や運搬を行っていたりと、実績をあげ活躍の場が広がっている大分県大分市の企業様です。

 

 

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